
三島街中探検記も番外編ばかり回を重ねてしまい、街中のちっちゃな発見を書いておりませんでしたが、今日は本筋の“三島街中探検記 その5 ” をお届けします。
JR三島駅の南口にある交差点。三島駅をご利用の方は、よくご存知のことと思いますが、歩行者が横断する際、あの有名な曲がかかります。
あたまを雲の 上に出し
四方の山を 見おろして
かみなりさまを 下に聞く
富士は日本一の山
(ちなみに二番は以下の通り)
青空高く そびえ立ち
からだに雪の 着物着て
霞のすそを 遠く曳く
富士は日本一の山
この曲は、日本一の霊峰“富士山”を歌った曲として知られる『ふじの山』という曲です。
1911年(明治44年)に刊行された『尋常小学読本唱歌(二)』で発表され、小学校学習指導要領音楽編にて、小学校3年生の歌唱共通教材に指定(タイトルは『ふじ山』とされています)されました。2007年には「日本の歌百選」にも選ばれています。昔は、 『日の丸のはた』などと同じく、国威高揚の歌としてひろく歌われました。
詞を書いた巌谷小波(いわや・さざなみ 明治3年6月6日~昭和8年9月5日)は、東京麹町生まれ、明治・大正期の作家で、『こがね丸』で広く認められ、児童文学作家として『日本昔噺』などを残した人物です。作詞家としてはほかに『一寸法師』『陸軍行進曲』などがあります。
日本人の心に残る歌の一つで、多分日本全国どこの地域でも、学校で習われた方も少なくないでしょう。もしくは、一度はその曲を耳にされたことはあると思います。富士山周辺地域では、防災行政無線のチャイム音として使われています。
三島駅の交差点では、横断歩道の音響装置付信号機(視覚障害者用交通信号付加装置)チャイムの音として使われているのですが、このチャイム一つだけ残念なことがあります。
いつもは、通り過ぎるだけで、「ああっ、ふじの山かぁ~。」と思うだけなのですが、今日ふと立ち止まり、あ~たまを~く~もぉの~♪とチャイムに合わせて口ずさんでいると、ふぅ~じは~♪ プツン!
残念なことに最後の大切なフレーズ「日本一の山」まで歌えないのです…
信号機の変わるタイミングの問題だろうとその場にとどまり、二回繰り返し聞き直したのですが、やはり同じタイミングでプツン!
今度、三島駅前交差点ご利用の際、この探検記を思い出されましたら、ぜひプツン!の後を、口ずさんでお歩き下さい。
沼津港深海水族館の館長石垣幸二さんを取材するにあたり、事前に付け焼き刃の勉強をしました。すると、興味深いことが次々と出てきて、これは是非とも誰かに話したいという訳で、今回は三島にあまり関係ない話題ですが、ぽけっと日記に載せてしまいます!
左の写真はみしまの達人のコーナーに載せ切れなかったパラオの海ブルーコーナー周辺
(写真提供:パラオ政府観光曲)
【そもそも深海って?】
深海なんて、専用の潜水艦でしか行けない所だから、あんまり縁のない処なんじゃない?と思っておりましたが、一般的におおよそ水深200mより深い海を深海と呼ぶことが多いそうです。世界の海の平均水深は約3800m位なので、地球上の90%以上の海域が深海となります。
水深10mになると太陽の光は、波長の短い赤い部分が見えなくなり、波長の長い青い部分だけが見えるので、深海は青の世界となります。人間の眼が光を感じられるのは、水深400mまでが限界なので、それより深い海は、漆黒の暗闇に包まれたかの様な世界になります。しかし、深海の生物達は、水深1000m位まで太陽の光が感じられる個体もいるそうです。しかも、水深100~1000mあたりの通称「トワイライトゾーン」では、「マリンスター」と呼ばれている発光バクテリアやクラゲなどの発光生物の光が楽しめるそうです。
深海の水温は、海水の表層部の水温は、その緯度により左右されますが、水深1000mより深いところでは、ほぼ一定で水温は約2~3度。
深海というと、真っ暗闇で静寂な世界と想像してしまいますが、結構色々な音が聞こえてくる様です。クジラなどの海洋生物の鳴き声(?)、海底火山噴火や海底地滑りなどの地響きの様な低周波の音くぐもった音が聞こえてくるそうです。海の中を伝わるうちに高周波の音は吸収され、低周波の音だけが障害物もなく、かなり遠くまで運ばれてくるそうです。一説には、アリューシャン沖とハワイ沖のクジラが交信しているのではという話もあるそうです。
また水圧は、水深10mにつき、1気圧の割合で増えるそうなので、深海に住む海洋生物達は、かなり過酷な環境の中暮らしています。
【深海で暮らす生物】
その様な環境下で暮らす海洋生物は、それぞれ独自の進化を遂げてきました。まだまだ謎の多い深海の海洋生物達ですが、弱い光を集めるために、望遠鏡の様にギョロっと目を発達させた魚や、視覚に頼れないため嗅覚が異常に発達した魚、水の流れや圧力を感じる「側線器官」を発達させた魚など、生き残るための進化を遂げているため、深海で暮らす生物は、今まで私たちが観たことも無い様な、風体をしています。シーラカンスは、体重の0.01%しか脳みそを持っていません。尾びれなどを使って、歩く様にして泳いでいるとも言われています。背骨も持たず、背骨の当たる脊柱(せきちゅう)に脂肪を蓄え、浮き袋の中の脂肪と共に、水圧と戦っています。それらの一体一体を眺めることができる「沼津港深海水族館」は、私たちに何を伝えてくれるのでしょう。過酷な環境の中で、生きることに貪欲な生物達の様(さま)、それは私たち人間にも相通じる所があると思います。
【母なる海】
海の表層を流れる海流とは別に、深海をゆっくり流れる

「深層流」という別の海流があります。高緯度の北大西洋のグリーンランド沖では、塩分濃度が高く冷たい海水が出来ます。その重さにより海水は沈み込み、水深数千mまで達し、大西洋の海底を南下し、赤道を越えアフリカ半島の最南端を廻り、南極海のウェッデル海で沈んできた水と一部混じり合い、インド洋、太平洋へと続く、全地球を巡る旅をします。その流れはとても遅く、毎秒数ミリメートルから数センチメートル程度で、一周するまでに平均して2000年もかかるといわれています。この流れが海洋全体の熱を循環させているのです。地球の気候を穏やかなものにしてくれているのは、海のおかげなのです。海は、人類が引き起こしてしまたった、地球温暖化による熱の80%、二酸化炭素の50%以上を吸収してくれているお陰で、いまのところ地球の気温は1℃未満しか上昇していません。しかしながら、それもそろそろ限界が来ているようです。何もかも受け入れてくれていた海が、悲鳴を上げているのかもしれません。母なる海について知り、考え、行動していくことを少しずつでも始められたらと思いました。
参考資料 「深海の不思議」(日本実業出版社)瀧澤美奈子著
『沼津港深海水族館』
10:00~18:00(7・8月は~19:00まで)

年中無休(保守点検のため臨時休館日あり)
入場料金 大人(高校生以上)1,600円
こども(小・中学生)800円
幼児(4才以上)400円
アクセス JR東海道線「沼津駅」南口よりバスで約15分 「沼津港」下車目の前
〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号 055-954-0606 / FAX 055-954-0607
寒さが続く毎日ですね。明日12月22日は、冬至(とうじ)です。一年の最後の二十四節気です。
※二十四節気は、1年を24に分けて季節の移り変わりをあらわしたものです。
その昔中国では、冬至を1年の始まりとしていたそうです。この日を境に昼間の時間が延びていくからです。

寒さで木々は枯れ果て、動物達も冬眠してしまうため、食料が手に入りにくくなるこの季節。日照時間も短く、暖かいお日様の恵みを受けることが出来にくいため、昔の人は、さぞや不安に思ったことでしょう。
夏野菜でありながら、野菜の少ない季節にまで保存がきいて、不足しがちなカロチンとビタミンなどの栄養を補給できるかぼちゃを食べて風邪や脳卒中を予防し、「南京(なんきん)」と呼ばれていたことから、金運を祈願しました。また、「融通(ゆうづう)が利きますように」という願いを込め、その香りに邪気を祓い身を清める効力があると信じられていた柚子(ゆず)湯に入り無病息災を祈りました。冬至は「とうじ」と読みますが、これを湯に浸かって病を治す「湯治(とうじ)」とかけて生まれたのが柚子湯(柚子を入れたお風呂)です。
易の考え方では、冬至は「一陽来復」の日でもあり、陰が極まりそれ以後は陽の力が復活していくという意味から、悪いことが続いた後で幸運に向かう日とも考えられています。かぼちゃと柚子湯で温かに冬至の日を過ごし、これからも運が向いてくることを願わずにいられません。
三島では、古くから大根が作られていました。昭和の初めの頃、平井源太郎によって、三島の大根は、日本中に紹介され、世に知られる様になりました。三島で作られる大根は、生食(調理用含む)のための青果用と加工用(漬物用)の大根があります。大根干しは、加工用の大根を漬物け(主にたくあん漬け)にするために、冬の風と日光に一週間程さらし、その糖分を凝縮することで、甘味・旨味・風味を増し、水分を飛ばして保存性をよくしています。
三島の大根をが栽培されている箱根西麓の畑は、斜面を切り開いて作られています。この地は、伊豆半島ジオパーク構想勉強会でもお話が出てきましたが、今から6万5000年前頃箱根火山の大規模な噴火による、東京軽石を伴う火砕流によって作られました。
火山灰土が積もってできた土壌では、土は深く、雨が降っても固まらないのでダイコンやニンジンなど「根もの」といわれる作物に適しています。
かつては、「箱根たくあん」「三島の浅漬けたくあん」といわれ、箱根、伊豆などの近隣観光地の旅館へ、戦時中は軍の保存食用として納入、戦後は、関西方面へ1シ-ズンに3千~4千樽(1樽70㎏)ほど出荷さていましたが、食の洋風化に伴い、調理に時間と手間のかかる大根の生産量、消費量ともに減少しました。
三島の西麓では、たくあん漬を漬け始めてから約1カ月後のお正月に美味しくいただけるように、11月下旬~12月上旬にかけて、大根が干されます。今年は、台風などの天候の影響により、大根の収穫量がふるわなかった様ですが、一本一本手で丁寧に抜き、二本を束ねて大根が棚に吊るし、ほとんどの大根は、手で曲げられる程度にまで干され取り入れが済んでいました。
現在、市場に出回るたくあん漬の中には、この日干しをせずに、塩や糖液に漬けて塩押しして作られたものも多くありますが、この日干しをして米糠で漬けられた本たくあん漬けには、発酵食品として、その味はもちろん、栄養的にも優れています。ちなみに、小皿にたくあんをよそる際、一切れは人斬れに、三切れは身切れにつながると言われ、二切れよそる風習があると言われています。でも、美味しいたくあんを前にしては、二切れだけでは、当然足りないことと思います。たくあんを食される際は、三島の地で富士山を眺めながら干された大根かもしれないと思いを巡らしていただくと、その味もひとしおかもしれません。
シトシト雨の中、傘(残念ながら洋傘でした…)をさしながら、
三島市民生涯学習センターに伺いました。
三島傘の取材だったのですが、素敵な催しとお店に出逢いました。
階段で2階に上がると…
静岡県が行っている静岡茶の魅力再発見事業の一環として、県内公共施設における呈茶サービスと美味しい淹れ方ワークショップが行われていました。

三島の上煎茶(やぶ北)と富士の深蒸し茶を、目の前で淹れてくれます。
沸かしたてのお湯を、二つの湯冷ましで温度を70度位まで下げます。(一つの湯冷ましにつき、20度前後下がるそうです)急須に入れてから60秒ほど(深蒸しは30秒前後)お茶が浸出するまでおきます。均等に廻しつぎしながら、最後の一滴までお茶を絞り切って、茶碗に注ぎます。
一煎目は、爽やかな飲み口のお茶でした。二煎目は、急に味と香りに深みが増しました。三煎目は、その中間位で、甘味が感じられました。

この呈茶サービスは、県内6地区(沼津・富士・静岡・焼津・掛川・浜松地区)に分かれ、一カ月毎に各地区の公共施設を廻り、新しいお茶文化を静岡から発信すべく、まずは美味しいお茶の淹れ方を県内で頑張ってらっしゃいます。三島での催しには、静岡県出身のアイドル春野恵さんも応援にかけつけています。
三島市民生涯学習センターでのサービスは12月いっぱいとのこと。スケジュール等詳細は、
しずおか茶文化部公式HPをご参照ください。
1階エントランスには、2011年7月15日から営業されてらっしゃる『すてっぷ』というお店があります。このお店は、三島市にある8か所の就労支援事業所共同組織三島市障がい者就労支援きょうどう隊が運営しているお店です。置いてある商品も自主製品を主体に、東北の作業所など他の障がい者事業所の品物も販売しています。
営業は、火曜日~金曜日の10:30~16:00
休日は、土・日・祝日と年末年始の休み
※来年からは、土曜日も営業を予定されているそうです。
【三島市障がい者就労支援きょうどう隊】公式HPは
こちら から
財団法人復康会 就労継続支援B型事業所「ワークショップまごころ」
社会福祉法人 三島市社会福祉協議会 就労継続支援B型事業所「さわじ作業所」
特定非営利活動法人 けるん 「けるん就労移行支援事業所」
有限会社つぼみ 就労継続支援B型事業所「ふくろう」
社会福祉法人 見晴学園 「みはらしの丘(就労継続支援B型事業所)」
社会福祉法人 三島市障害者福祉会 就労継続支援B型事業所「のびる作業所」
特定非営利活動法人 フレンドシップ・イルカ 就労継続支援A型事業所「手作り工房イルカ」
特定非営利活動法人 にじのかけ橋 就労継続支援B型事業所「アルシオン」
図書館を利用することは多いのですが、本日(12/8)はたまたま図書館が休館日だったため、新たな発見に出逢うことが出来ました。ぜひ、皆さんも見慣れた街や施設も、また別の発見があるかもしれません。三島の街をぜひ歩いてみて下さい。
月末になると空き店舗調査で三島の街を歩く記者ですが、調査をしながら取材先にお邪魔することも多いのです。Via701に届けられる様々な街中のギャラリーのDM葉書の中で、美しい情景を写し取ってひときわ興味をそそられる写真展のお知らせ…
三嶋大社のそばにある“GALLERYエクリュの森”で開催されている『岩木登写真展~原生の森と水の回廊~』。故郷の青森県八甲田の自然を撮り続け、キャノンのカレンダーの写真などを担当されてらっしゃる岩木登さんの作品が観られるとあっては、立ち寄らない訳にはいきません。
“GALLERYエクリュの森”では、国際森林年にあたる2011年。静岡県で初めてとなる岩木登さんの作品をご紹介するとともに、岩木登さんが取り組まれている東北支援東京写真家チームTSTSTの活動を支援するために、その売上の一部を支援チームに募金されるとのこと。今年3月の東日本大震災以降、写真家を中心にチームで組んで復興支援活動をされるTSTSTは、今も月の半分近くを東北で過ごし、支援活動に勤しまれているそうです。

“GALLERYエクリュの森”に足を一歩踏み入れると、原始の力強い森の息吹が感じられる作品が、展示されています。「作品の前に立たれると、その景色の中に入り込む様な気がするとお客様からのお言葉をいただくんですよ。」とギャラリストの方がおっしゃる通り、深い森林の匂い、水の流れる音などが聴こえて来るように感じました。
三島の街には、あちらこちらに
ギャラリーが点在しています。お気に入りの作品をぜひご欄になりにいらしてみて下さい。
11/25(金)17:25~には、「大切な思い出の写真をいつまでも」写真保存講座も催されます。
詳細は、エクリュの森HPの
こちら のページでご確認下さい。
なお、岩木登さんの作品展は、12/3(土)~25(日)
沼津市庄司美術館にて、『―峡谷に宿るもの―』と題して、開催が予定されています。